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てくてく日記

絵本作家・伊藤知紗の自然観察日記(その他もろもろ)。

2019年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年03月

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雨の越冬ルリタテハと


前日、観察をご一緒していたHirokouさんが、松枯れに足を止めました。
見ると、あふれ出したような木屑が、根元にたくさん積もっています。
するとその枯れ松に、なんと越冬ルリタテハがいるではありませんか。

ルリタテハ2
                               (下向きに静止)
これは嬉しい!
6年前に越冬を見つけた場所から10メートルほどの位置でした。(→過去記事
しかし、そのときとはだいぶ様子が違っていて、6年前は、まるで
パズルのピースのように樹皮にはまり込んでいましたが、今回の個体は
見る角度によって正体がばればれなのでした。

ルリタテハ

6年前の個体は、約4ヶ月間同じ場所に留まっていましたが、今回のような個体は
何かあれば飛び立ちやすいように思えます。
しかもこの個体、よく見ると翅の間に触角が完全に収まっていません。

翌日は雨でしたが、その後が気になりまた見に行きました。すると、

ルリタテハ

「よしよし。今日は触角が翅の間に収まっているね」

近くの松では、ツヤアオカメムシが樹皮の間にもそもそもぐり込もうとしていました。

ツヤアオカメムシ


昨日のハミスジエダシャク幼虫は、
この日は枝になることに徹していましたよ。(→過去記事

ハミスジエダシャク幼虫


クモヘリカメムシは、同じ葉上で向きだけ変えていました。そのしずく、重たいかい?

クモヘリカメムシ





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| 昆虫 | 14:31 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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hirokouさんとテクテク


あそこで草木に同化しているのは、誰だ〜?

Kさん

この日は「Hirokou′s Field Notes 2」のhirokouさんと飯能で虫探し。
お目当ては越冬ミノオキイロヒラタヒメバチです。
暖かい日が多くなってきたので心配しましたが、まだ同じ場所にいてくれました。ホッ
画面中には3匹。(→過去記事

ミノオキイロヒラタヒメバチ


近くにある葉上では、経過観察中の越冬クモヘリカメムシが変わらずにいました。

クモヘリカメムシ


がぶがぶがぶと、若芽を食べているように見えたのはハミスジエダシャク幼虫。
背中(?)の二つのコブが特徴的。

ハミスジエダシャク幼虫


ヤツデの葉裏で脱皮しているのはキジラミかしら。
そしてこの土地では嬉しい再会もありました。それはまた、後ほどに。

キジラミ幼虫か



場所を変え、まず立ち止まったのはキシノウエトタテグモ団地前。(→過去記事
戸の隙間が見えるますが、これは空き巣でしょうか。

トタテグモ巣


「そうだ。ここでコマダラウスバカゲロウ幼虫を探そう」
ということになり、するとさっそく、いました、いました。

コマダラウスバカゲロウ幼虫


足元にはそのお仲間、アリジゴクの巣も。春を意識しますね。

アリジゴク


「わっ、大きい!」Hirokouさんがその幼虫を掘り出して見せてくれましたよ。

ウスバカゲロウ幼虫


じっとしていたコケガ幼虫。

コケガ幼虫



谷津で立ち止まり、しばし談話中に。
近くでガサガサと、なにやら大きな音がします。「なんだろう?」
そこでHirokouさんが音のほうに目をやるとーーー「あっ、カモシカだ!」

カモシカ

この土地でカモシカが見られる話をさせていただいた直後の出現。
まず私自身が初見であり、タイミングの良さに、ちょっとびっくり。

「シュンランがいくつもありますね」と教えてもらったほうを見ると
なるほど、いくつも株があります。
「種は小さいんですよ」と言うと、実だった部分をポンポンとたたいてくれました。
すると、薄黄色いものがぶわっと吹き出して見えました。
「えっ、これが種なの?!まるで花粉か胞子みたい!」

シュンラン種子

よく来る谷津なのに、その一角に生えていることもこのたび初めて知りました。
Hirokouさんの視野の広さに、いつもと違った景色が見えてきた
有意義な一日なのでした。





| 昆虫 | 20:52 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ヒメバチ誕生


少し前のこと。雑木林でクロスジコブガの繭と思われるものを6つ見つけました。
脱出済みのものばかりでしたが、そのうちひとつだけ、まだ中にいそうです。
そこで「これから出てくるのかな?」と思い持ち帰りました。

クロスジコブガ蛹か
                               (2月5日撮影)

そして、この日。
締め切りに追われる中、ふと瓶を見るとちらちらと動く何者かの姿が。
「あっ、ひょっとして・・・」
近寄ってみれば、それはヒメバチの一種でした。

ヒメバチの一種

「そうか。寄生されていたから、この時期でも空繭ではなかったんだねぇ」
種名はわかりませんが、脚の模様がきれいなヒメバチでした。





| 昆虫 | 21:08 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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冬の夜のクモたち


19時前。
どこかにフユシャクはいないかなと、灯りを照らして見ていたら
小さなクモが糸の途中にいました。

キジロゴミグモ3


「なにしてるのかな?」
キジロゴミグモに似ています。触肢が目立って見えますが雄でしょうか?

キジロゴミグモ


あれ、こっちにはゴミグモもいる。
以前、1月11日に見つけてから3月17日まで同じところにいつづけた
ゴミグモを観察しましたが(→過去記事
ただじっとしてると思いきや、こっそり動いていたのかな。
このゴミグモもキジロゴミグモも、こんなふうに宙にいるとより寒そうだけど、
これから網を張るんじゃないよね。

ゴミグモ


冬の夜の林で活動しているのをよく見るのはアシヨレグモでしょうか。(→過去記事
そんな中、先日は幹の隙間からちらっとキハダカニグモが出てきていましたよ。

キハダカニグモ
                               (2月2日撮影)

クスミサラグモは、道路の柵でうろうろと。

クスミサラグモ
                               (2月2日撮影)

私はというと、夜の観察はふかふかのダウンジャケットの上に
防寒用ジャケットまで着て、分厚い帽子と手袋を着用。
寒い真冬の夜にも動いているクモがいるのを知りました。





| クモその他 | 23:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その後のキバラヒメアオシャク(たぶん)幼虫と


昨年12月25日に見たときからほとんど動いていないようです。(→過去記事

キバラヒメアオシャク幼虫か
                 (キバラヒメアオシャク幼虫か。下向きに静止)

てっきり枝に張りついて越冬している何かの幼虫かと思いました。
誰かの産卵痕か、または材を食べた何者かの排泄物かしら?

?


ヒサカキの葉裏で探し物をしていたら、替わりにヨコバイの幼虫を発見。「誰かな?」
見ていたら前脚を少しもじもじさせた。

ヨコバイ幼虫


あら、黒色もおりましたよ。

不明ヨコバイ幼虫 2


ヒゲナガサシガメの幼虫はこの季節のおなじみさん。

ヒゲナガサシガメ幼虫


ウスタビガの卵かな?

卵





| 昆虫 | 22:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その後の越冬リンゴコブガ幼虫


越冬用の巣にぴったりはまり込んでいますね。(→過去記事
体の中に、その設計図はうめ込まれているということなのか。

リンゴコブガ越冬幼虫


畑の脇を歩いていたら。「ふむふむ。そのけずり取った食痕、ひかれますねぇ」

ベニシジミ食痕


そっと葉をめくってみたら。「いました、いました」

ベニシジミ幼虫
                              (ベニシジミ幼虫)

そのうち、もぞもぞと後ずさりし始めた。「あっ、そこ食べていたんだね」

ベニシジミ幼虫


コナラの幹を見ていたら。「トタテグモの空き巣だ」

キノボリトタテグモ空き巣

キノボリトタテグモとキシノウエトタテグモといますが、巣の底までが浅かったので
キノボリトタテグモだと思います。
幹で度々見ますが、目につくのはこんなふうに扉が空いた空き巣ばかり。
そんな空き巣でも、初めて見たときは造りの見事さに感動しました。

ーーんん?よく見たら、そのすぐ下に、もうひとつ扉がある。

キノボリトタテグモ巣

こっちは在宅中かしら?
もしもそうだったら、扉を開けてのぞいて見たら怒られちゃうかな。




| 昆虫その他 | 20:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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クロバネフユシャク交尾と小さな雑木林とSさんと


まだ見ぬ君よ、どこにいるのーーー

クロバネフユシャク♂♀

とある川沿いにある小さな雑木林。
強い風にあおられながらクロバネフユシャク♂が雌を探していました。
彼は終始興奮しているようで、そこらの植物や人工物に飛んでいっては
羽をぱたぱたさて歩いたり、また飛んだりしていました。

雌にあと少しのところまで近づくも見つけられずにいます。
やはり風に惑わされるのでしょうか。
そして見始めてから約16分後。これはたぶん5度目の大接近だったように思います。
「ああ今度こそ、がんばれ・・・!」

クロバネフユシャク♂♀2

「そうそうそう・・・そのまままっすぐ上がっていくんだよ・・・」

クロバネフユシャク♂♀3


「いい感じ、いい感じ・・・」

クロバネフユシャク♂♀4


「あーまたそっちいっちゃだめだよ、風に負けるなっ!」

クロバネフユシャク♂♀5


「その調子、その調子ーーー」

クロバネフユシャク♂♀6


「ーーーやったあ!」

クロバネフユシャク♂♀7


雄は雌を探し出してくれました。小さな虫たちから大きな感動をもらえます。

クロバネフユシャク♂♀8


おや、だれのカメラだー?

クロバネフユシャク交尾

そう、この日は昆虫カメラマンSさんと、かつてSさんが住まわれていた
都内の観察地を歩かせていただきました。
変わっていく風景を、Sさんは見てどんなふうに思ったのだろうーーー

あなたたちの生活がいつまでも続いていきますように。

クロバネフユシャク交尾2





| 昆虫 | 23:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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