てくてく日記

絵本作家・伊藤知紗の自然観察日記(その他もろもろ)。

2012年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年09月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

タマムシ

今日は編集Yさんとお散歩。
先日出会った卵を背負うコオイムシにまた会えないかと探してみるが空振り。
それでも水辺を見ていると水面でバタバタするタマムシを発見。
Yさんがさっそく救助した。

タマムシ

あぁ、美しい・・・

たとえばキンカメムシ類の上翅とか。トンボの目玉だとか。そこにハッとする美しさを
感じたりもしますが、これらは死んでしまうと色あせてしまう。
でもタマムシは死んでもこの美しさは保持。不思議だな。


ウバタマムシ

こちらは6月20日に見たウバタマムシ。
美しさという視点で比べれば地味かもしれませんが、大好き。
渋いんです。



スケッチ
スケッチ





スポンサーサイト

| 昆虫 | 09:51 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

コモリグモ母さん

コオイムシ父さんを見ていたら。
コモリグモ母さんを発見した。

コモリグモ

コモリグモ2

ご覧の通り、名の通り。コモリグモの母は孵化した子を背中に乗せて守ります。

昆虫やクモなど1匹の親が産んだ卵から、成体となって子孫を残せるのは
せいぜい1、2匹だともいわれています。
背中で賑わう子達を見ていたら、ぼんやりとそのことを思いました。





| クモ | 21:12 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

コオイムシ父さん

「田んぼにコオイムシがいますよ」
そう虫友さんが教えてくれた。しかし探せど見付からず。もうあきらめかけたころ。
「あっ、いましたよ!」

コオイムシ

コオイムシ2

これは卵を守る雄のコオイムシ。なんとも、けなげじゃあないですか。
雌は雄の背にこのように卵を産みつけます。
念願の卵付きの雄を見れ感無量。虫友さんに感謝です。

だんだん目がなれてくると、雌(たぶん)の姿もあちこちに見えてきた。

コオイムシ3


これは別の雄。私に気が付くと水底に身を隠しました。
よく見れば、もう抜け殻らしきものも見えます。

コオイムシ4

雌雄が出会い交尾をすると、雌は一つの卵を雄の背中に産みます。
そしてまた交尾をすると、また一つ産む・・・といったふう。
ん?ということは、この雄はどれだけ交尾をしたということなのか・・・
あぁ雄たちよ、頑張れ!


スケッチ
スケッチ





| 昆虫 | 20:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

オオチャバネセセリ幼虫

オオチャバネセセリ

朝。ススキの葉に作った巣の中にいるオオチャバネセセリ幼虫。

ちなみに成虫はこんな姿。(2012/7/1)
ただいま求愛中のご様子。左が雄になります。見せつけてくれますねぇ。

オオチャバネセセリ2

| 昆虫 | 19:33 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ヒメスズメバチ襲来

以前お伝えしたムモンホソアシナガバチの巣。(→過去記事)
今日のぞけば、だいぶ大きくなっていた。

ムモンホソアシナガバチ

と、そこへ。あいつがやって来たぞ・・・!

ムモンホソアシナガバチ2

こちらはアシナガバチの幼虫や蛹を専門に狩るヒメスズメバチ。
ムモンホソアシナガバチ達は、あっという間に巣の周りへと移動。
ヒメスズメバチはうろうろと物色中。

やがて一カ所に狙いをつけると、カツカツカツ・・・と音がした。するとーーー
あっ、幼虫どろぼう!

ムモンホソアシナガバチ3

幼虫は、あっという間にお腹の中に消えていったとさ。

ムモンホソアシナガバチ4

カツカツカツ・・・また音がした。これは蓋がされた巣を大顎で壊す音。

ムモンホソアシナガバチ5

取り出されたものを見みれば、もう成虫の姿をしている。

ムモンホソアシナガバチ6

成虫達はなんの抵抗もせず、ただやり過ごすだけでした。

2匹分をお腹に蓄えるとヒメスズメバチは飛んで行きました。
巣に戻って幼虫のエサにするのでしょう。
ちなみにアシナガバチの幼虫のエサはイモムシ等です。
何かが増え過ぎたりしないよう、自然界は上手く出来ているようです。





| 昆虫 | 22:14 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

オオムラサキ

オオムラサキ

今シーズンはタイミングが悪いのか出会うオオムラサキの数が少ない。
昨年ならば一本の木で6、7頭が一斉に樹液を吸っていたりもしたが
今年はぽつん、ぽつん程度。出会った時期も昨年より遅かった。

写真は雌のオオムラサキ。左下に群がるのはカナブン。
混み合う中このオオムラサキがどうしたかといえば、ごらんの通り。
小さな穴にストローを差し込み、そこから樹液を吸っていました。
チョウならではの技です。



福音館書店・2009年おおきなポケットより。オオムラサキを描きました。
ポケットひろば





| 昆虫 | 21:43 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

食事中のトリノフンダマシ

虫友Tさんと早朝観察。
現在6時11分。見れば夜行性のトリノフンダマシ(蜘蛛)がまだ食事をしていた。

トリノフンダマシ

トリノフンダマシ2

この子をNo.1とします。

ススキの葉で食事をするのは別の個体。この子をNo.2とします。
昼間はじっとしているトリノフンダマシ。でも夜と朝の入れ替え時には
こんな姿を見せてくれます。

トリノフンダマシ3



8時44分にもう一度No.1をのぞきに行きました。するとーーー

トリノフンダマシ4

おやすみになりました。
ちなみにトリノフンダマシとは“鳥の糞騙し”。鳥糞擬態をしているといわれます。
背中の2つの丸いデザインは鳥糞による木の実等の未消化部分を表しているんだとも。

No.2ももう一度のぞいてみました。するとーーー

トリノフンダマシ5

こちらもおやすみのよう。でもよく見れば。いつの間にやら雄がやってきていますよ。
「雄って・・・どれよ?」と思うことなかれ。この小さいのが雄なのです。

こちらはオオトリノフンダマシのカップル。(2011/8/12)
ノミの夫婦ならず、トリノフンダマシ夫婦もこんなもんなんです。

オオトリノフンダマシ





| クモ | 20:04 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

幸運をよぶハチ

「そろそろルリモンハナバチの季節だな・・・」
そう思ったのは今シーズンはもうスジボソコシブトハナバチに出会ったから。
まずはそのスジボソさんからご登場。

スジボソコシブトハナバチ

相変わらず、長い舌をたらんとしております。(→過去記事)
ルリモンハナバチは、このスジボソコシブトハナバチの巣に労働寄生します。
しかし、まだその細かな部分は解っていないよう。

ふと目をそらせば、おしりの赤いハラアカハキリヤドリが。

ハラアカハキリヤドリ

「宿り」の名が示す通り、このハチはオオハキリバチの巣に産卵する寄生バチです。

寄生するもの、されるもの。自然界は複雑だ、なんて思っていれば。
お目当てのルリモンハナバチがようやく登場。

ルリモンハナバチ2

見ていればアキノタムラソウからキツネノゴマへと、手当り次第に吸蜜を。
この青い模様が「瑠璃紋」なる由縁。頭に黄色の花粉を付けた姿がなんともかわいい。

ルリモンハナバチ

寄生者であるルリモンハナバチ。「酷いヤツだなぁ」なんて言わないでください。
これも命を繋げるために身につけた術。
ちょっと目を離せば、こんな場面にも遭遇します。

カマキリ&ルリモンハナバチ


こちらは皆より一回り小さなハキリバチの一種。
こんなかわいい顔をして、蜜争いでルリモンハナバチやスジボソコシブトハナバチに
果敢に体当たりします。気の強さもまた魅力かな。

ハキリバチの一種





| 昆虫 | 19:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

鳥糞擬態

ふとサクラを見上げれば、風に揺れる鳥糞ひとつ・・・

モンクロシャチホコ

いやいや、だまされてはいけません。
こちらは鳥のフンに擬態しているともいわれるモンクロシャチホコ(蛾)です。

モンクロシャチホコ2

いつもこんなふう。顔を隠しているみたい。さては恥ずかしがり屋かな?




スケッチ
2009年・スケッチから



福音館書店2010年おおきなポケットより。モンクロシャチホコ幼虫を描きました。
くさむら放送局





| 昆虫 | 23:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

スジボソコシブトハナバチの舌

なんとも長い舌の持ち主。まずはご覧あれ。

スジボソコシブトハナバチ


地衣類スポットにて。
意外だったのは舌の長さではなく、ハナバチが岩等も舐めるという事。
近づけば飛び去りますが、また直ぐこの場所へやってくると
上下に動かすようにして舌をペタペタとやります。どんな栄養価があるのかな。
いつまでもこの場所に固執したのは足場が良かったのかもしれません。

スジボソコシブトハナバチ2


アキノタムラソウではおなじみの吸蜜場面でした。

スジボソコシブトハナバチ



スケッチ
スケッチ





| 昆虫 | 22:25 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

朝つゆ

朝つゆ

寄りそうかわいい朝つゆ2つ。


朝つゆ2

こんなネックレスがあったなら
ねえ、どうかしら?





| その他 | 21:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

私はだぁれ?

「こんな姿で失礼。ぼくはツクツクボウシ。今羽化の最中で忙しいんだ」
(現在12時47分)

ツクツクボウシ


ちなみに発見時はこんな感じ。(12時33分)

ツクツクボウシ2


(12時41分)

ツクツクボウシ3


(12時50分)反っていた身体を起こしながら、しきりと前脚をばたつかせる。

ツクツクボウシ4


(12時51分)足場を確保。

ツクツクボウシ5


(12時52分)

ツクツクボウシ6

セミの羽化といえば夜中を思い描きますが。
巡り合わせが良ければ昼間でも立ち会えます。
13時36分にのぞきにくれば、もうすっかり翅が伸びていました。





| 昆虫 | 22:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ミヤマカラスアゲハを見に

ミヤマカラスアゲハ2
                  蝶師匠の手とミヤマカラスアゲハ・スケッチ
                                  
東京郊外へHさん、蝶師匠とミヤマカラスアゲハを見に行った。

車がほとんど通らない林道。行く先々の湿った地面へ給水をしにオナガアゲハ、
カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハが降り立つ。給水に来るのはやはり雄が多い。
「本当はもっと数が多いはずなんだけどね〜」と、ちょっと寂しげな蝶師匠。
でも、初めて見る私には充分すぎる数。
Hさんはといえば、あちこちに赤を身に付けている。赤はこの類のアゲハが好きな色。
「う〜ん、気合いが入っているなぁ」
そういう私も上半身を赤できめてみました、へへへ。
すると。先を行くHさんの赤色にミヤマカラスアゲハがふわり、ふわりと寄ってきた!
まるで引き寄せられるように。
「ほらほらっ、後ろにいるよー!」
蝶師匠と声を響かせる私でした。





| 昆虫 | 16:47 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ゴイシシジミ羽化

朝7時前にはカメラを構えていた。
しかし、なかなか羽化は始まらない。
そこで、ほんの12分。たった12分、目を離しただけなのにーーー

ゴイシシジミ

「あっ、やられたー!」
現在7時37分。目を離したのが7時25分。蛹から出てくる瞬間を見たかった。
でも虫との巡り合わせはこんなもの。そこがまたおもしろい。

こちらは7月30日。続いて8月2日のもの。
蛹が黒くなったのがお解りでしょうか。これが羽化前のサインです。

ゴイシシジミ2

ゴイシシジミ3


そして、今日。
空の蛹を足場にして、右回りにゆっくりと、くるくる。いつの間にか翅も伸びた。

460

このシジミ幼虫は、笹等に付くササコナフキツノアブラムシ等を食べて育ちます。
画面右に写る白いのが、そのアブラムシ。
さらに成虫はアブラムシがお尻から出す甘露を吸います。
ただ笹があるだけじゃ、だめ。自然界の調和は美しいな。

ゴイシシジミ4



スケッチ
スケッチ





| 昆虫 | 10:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |