てくてく日記

絵本作家・伊藤知紗の自然観察日記(その他もろもろ)。

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今年もコミミズク産卵


18時も過ぎたころ。
飼育中のトゲナナフシのエサをもとめライトを手に、うろうろ。
日中は虫たちで賑やかであっただろう谷津も、今はまったくおとなしいもので
カエルの鳴き声だけが響いていました。

「さみしいもんだなぁ」と思いつつ、でも、いや待てよと。
こんな時間だからこそ見られるものもあろうぞと、ライトで照らした先に、いた。

コミミズク産卵

コミミズク産卵2
                    
今年も出会えたらいいなと思っていたコミミズクの産卵シーン。(→過去記事
遠目で見たとき、通常の姿と違い腰を浮かしているところに違和感を覚えました。
この樹は、よく幼虫がくっついているブナ科ではなく、昨年見た樹とも違います。
コミミズクはなかなかの広食性なのではと思いました。
前回産卵を見たのは曇りの日中でしたが、今回は19時でした。


クワでは、ヒメツノカメムシ母さんが、卵を守っておりましたよ。

ヒメツノカメムシ&卵





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| 昆虫 | 22:22 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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あの日のサナギ(たぶん)泥棒


まずは8日のことから。

とある看板を何気に見たら。「あっ、蛹(または幼虫)どろぼうだ!」

不明バチ

小型のドロバチの一種あたりでしょうか。
ハチと思われる蛹を咥えて、どこかへ飛んでいきました。

すると、またすぐにやってきましたよ。
これは今から穴にもぐっていくところ。やがてお尻(腹)から出てくるとーー

不明バチ2


「あっ、またどろぼうした!」

不明バチ3


「ああ、また!」

不明バチ4


「またどろぼう!」こんなふうに何度も何度もやってきては、盗んでいきます。

不明バチ5

最後は、出てきた穴の外で、緑色した何かのかけらのようなものを
噛み砕くような仕草をしていました。どうやらそれでひとまず終了のようです。

さて、この看板には、よく見ると似た穴がほかにもいくつかあります。
見ていた穴のすぐ下にも、ほらね。

不明バチ6

でもこの下の穴にやってくる個体は、上の穴に来ていた個体とは
違った動きをしていました。どれどれ・・・と思い、見てみました。

今は、これから穴にもぐっていくところ。

不明バチ7


そして数秒後、これは穴から出てきたところ。なにも咥えていません。
「ん?飛び立たないな」と思っていると

不明バチ8


「あっ・・・」

不明バチ9


「あれれ、お尻から入っていっちゃった」

不明バチ10

「そうか!この穴をきっと自分の産卵場所にするんだね」
てっきり、盗んだ蛹は自分の子どものエサにするのだろうと思っていましたが
見ていた一連のものは巣の乗っ取りなのだと考えました。
するとあの盗んだ蛹は、ぽいっとどこかへ捨てるのでしょうか。

そして今日。暗い中、ライトで照らしてみるとーーーああ、もう巣は完成されたね。

不明バチの巣





| 昆虫 | 21:23 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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忙しい季節


この低木はウメだったかモモだったかーーー
その幹やら枝に執着しているサトキマダラヒカゲがいました。

サトキマダラヒカゲ&タマカタカイガラムシ

「そんなところから樹液なんて出てるのかな?」
そう思い見ていましたが
「これはタマカタカイガラムシの排泄物を吸っていたのではなかろうか?」

サトキマダラヒカゲ&タマカタカイガラムシ2

丸くぷつぷつ写っているのがタマカタカイガラムシ。びっしりくっついてます。

コナラではお馴染みのムシクソハムシが産卵中。
卵を包むウンチケースが少しずつ少しずつ大きくなっていきます。

ムシクソハムシ

こちらはアラカシにいたシギゾウムシ。「カシシギゾウムシかな?」
長い口吻を刺しては少しずつ移動していきます。「食事中かしら」するとーー

シギゾウムシの一種

あら、おかしな格好になった。

シギゾウムシの一種2

腰あたりにいる小さなハチ(たぶん)に驚いたかな?とも思いましたが

「おや、またやった」

シギゾウムシの一種3

口吻を刺すにあたって、力が加わった結果ではと思いましたが、さてどうだろう。


ツツハナバチたちの巣では、竹の筒のもうだいぶ手前の方で
作業しているものもいました。(→過去記事
「きっとたくさん卵を産んだんだね」

ツツハナバチ
                             (左右に1匹ずつ)

もう薄暗い谷津では、クロスジギンヤンマが2匹、忙しそうに産卵していました。

クロスジギンヤンマ





| 昆虫 | 21:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ネグロクサアブ♂♀


締め切りぎりぎりに原画も仕上がり「さあ、虫見だ!」と喜んだものの
いろんな物事重なるときはたくさん重なるようでなかなか身動き取れずにいます。

それでも時間を見つけ、ちょっと久しぶりの虫見へ。
隣の谷津にはKさんご夫婦がいるというので、そちらへ移動中でのこと。

人通り少ない林道を歩いていると「あーーー、ネグロクサアブ♂だ!」

ネグロクサアブ♂

大きさといい、見た目のインパクトといい、大好きなアブです。
じっとしたなと見ているとーーー

ネグロクサアブ♂2

ネグロクサアブ♂3

ネグロクサアブ♂4

「あーーー、排泄物!」

ネグロクサアブ♂排泄

この排泄物、以前に嗅いだことがあります。(→過去記事
「どれどれ・・・ああ、やっぱり甘いカラメルの匂い!」
と、ここで私には妙な考えが。それは。
ーーー前回と同じで匂いを嗅ぐだけじゃ能がないのではなかろうかーーー。
「これって・・・どんな味がするのかな?」
さてと。それを確かめたかどうかは、ご想像におまかせします。

再び谷津へ急いで向かい、以前産卵を確認した場所の脇の道を行くとーーー
「あ、今度は雌がいた!」

ネグロクサアブ♀

体色の違いで雌雄がわかります。
以前産卵を確認したのは午前中の晴れの日。この日は16時をまわっていたので
もう産卵はないだろうと思い見ていたらーーー(→過去記事
「あっ、お腹の先を伸ばして適した場所を探りはじめた!」

ネグロクサアブ♀2

こんなふうにして、しばらくうろうろしましたが産卵には至らずに、やがて静止。
「やっぱり時間帯が遅かったのかしら」


ネグロクサアブ♀3

その1時間半後。先ほど動かなくなった場所を探すと
ほぼ同じところでじっとしていました。「ねえ、今夜は雨がふるよ」

さて、小指につけたネグロクサアブ♂の排泄物。
Kさんご夫婦にも嗅いでもらうと、ともにキャラメルの匂いに似てるとの感想でした。
ちなみにこの匂い、翌日になってもうっすら残っていました。





| 昆虫 | 20:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ジャコウアゲハ交尾


18時過ぎ。
帰りを急いでいると、道路わきでジャコウアゲハが交尾していました。

ジャコウアゲハ交尾

「美しいな」
見た瞬間の感想です。
雌のほうが上翅が薄いということなので、上が雌と思われます。

ジャコウアゲハ交尾2

道路を渡った向こうには、まめに刈られる小規模雑草スポットがあり
そこが彼らの繁殖場にもなっています。(→過去記事

「素敵なものを見たな!」
今日はそのほかにも嬉しい再会が。それはまた、後ほど。





| 昆虫 | 19:06 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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