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てくてく日記

絵本作家・伊藤知紗の自然観察日記(その他もろもろ)。

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新開孝さん新刊本


新開孝さんの新しい写真絵本が5冊そろい踏みです。

新開孝さん新刊


岩崎書店「虫のからだ1/ はね」 写真・文 新開孝

新開孝さん新刊「虫のからだ・はね」


岩崎書店「虫のからだ2/ くち」 写真・文 新開孝

新開孝さん新刊「虫のからだ・くち」


岩崎書店「虫のからだ3/ しょっかく」 写真・文 新開孝

新開孝さん新刊「虫のからだ・しょっかく」


岩崎書店「虫のからだ4/ あし」 写真・文 新開孝

新開孝さん新刊「虫のからだ・あし」


岩崎書店「虫のからだ5/ め」 写真・文 新開孝

新開孝さん新刊「虫のからだ・め」


どどーん!とアップの迫力、そして虫の繊細な体のつくりに感動です。
「へーっ、この部分はこんなふうになっていたんだ!」と驚くことがいっぱいでした。
絵を描くときの貴重な資料にもなって、もう手放せない大切な5冊となりました。
それぞれのコラムなどで書かれた内容は初めて知ることが多くて
読み応えたっぷりです。
私がとくに感動したのは、カブトムシの触角の面白い形と、
ケラの前あしの巧妙なつくり。進化の不思議に思いを馳せました。
ぜひ見ていただきたいです。

このたび私もイラストで参加いたしました。
素晴らしい御本に携わることができて光栄です。編集Oさんありがとうございました。





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| 仕事そのほか | 11:34 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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Kさんと


何を写しているのかな〜?

ルリタテハ&Kさん


それは越冬ルリタテハ。

ルリタテハ


今日は郷土資料スタッフのKさんに越冬ルリタテハをご紹介。
樹皮に紛れた見事な越冬姿を見ていただきたくてフィールドへお招きしました。

「そこの枝のどこかにホソミイトトンボが越冬していますよ」
するとKさんは枝の向こうへぐるりとまわって見たりしてーーー「あっ、いました」

ホソミイトトンボ


「この辺りにもホソミイトトンボがいますよ」
もうコツをつかんだご様子で今度はわりとすぐ「あっ、見つかりました」。

ホソミイトトンボ


そのほかムラサキシジミやウラギンシジミ、ウバタマムシなども見ていただきました。
1月19日に見つけてあったハラグロオオテントウも。

ハラグロオオテントウ


越冬キタキチョウスポットでは、なんとKさん自ら2匹を発見!
虫にもセンスをお持ちでちょっぴり驚きました。

キタキチョウ&&Kさん

キタキチョウ

キタキチョウ


都内在住のKさんの専門は史学。
後半は先生になっていただいて地元飯能のお寺の周辺を案内していただきましたよ。

中山家範館跡館版


私にはごく普通に見えた土地。プロはその地形を読み解く目を持っている。

Kさん


以前にも歩いたことがあった住宅街の片隅に、お堀が残されていたとはーーー

加治堀&Kさん


ひとりで歩いたときには、この水の流れを見て
「トンボがいたらいいなぁ」なんて思ったものでした。
Kさんは目には映らないものをきっと見ているのですね。
今までの景色が違ったものに感じられて、新鮮な気持ちになった1日でした。

丹生堀&Kさん
                                 (丹生堀跡)




| 昆虫 | 21:49 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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まだまだ越冬


前日にひきつづき暖かな1日でした。この日も越冬昆虫に会いに出かけましたよ。

ムラサキシジミはかわらず枯葉に隠れて越冬中。

ムラサキシジミ

同じ木にもう1匹。

ムラサキシジミ2


左にミナミトゲヘリカメムシ、右にはツヤアオカメムシ。
この2匹は昨年12月21日に見つけたときからずっと同じ場所ですごしています。
ミナミトゲヘリカメムシは最近目にすることが増え
30センチほど離れたところにももう1匹います。

ミナミトゲヘリカメムシ&ツヤアオカメムシ


やはり昨年から観察しているウラギンシジミ。
なぜかこのフィールドでは越冬姿を目にすることが減りました。

ウラギンシジミ


「・・・あっ、ウスタビガの繭!」
ふっくらしていて雌の繭のように思えたけれど、周辺に卵はついていませんでした。
雌は羽化後その場で雄を待ち、交尾後に卵を繭に産みつけたりします。

ウスタビガ空繭


こんなに小さかったかな?と思ったのは、冬にお馴染みキスジシロヒメシャク幼虫。

キスジシロヒメシャク幼虫


フユシャク♂の一種がキハダエビグモに捕まっていました。交尾はできたのだろうか。

キハダエビグモ&フユシャクの一種


越冬色のチャバネアオカメムシ。もとの体色だった緑色がチラッと見えていますね。

チャバネアオカメムシ


じっとしていたクモヘリカメムシ。暖かい日が続いたので、もそもそ動き出したかな。

クモヘリカメムシ

ホソミイトトンボを越冬スポットで久しぶりに探してみるとーーー
「あっ、いた!」

ホソミイトトンボ


そして、もう1匹。

ホソミイトトンボ2


クロコノマチョウがふわっふわっと足元から飛び立ちました。

クロコノマチョウ





| 昆虫 | 23:38 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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暖かな日


空き地に立ち寄るとナナホシテントウが地面でうろうろしていました。

ナナホシテントウ


そのそばではキタテハが2匹、ひらひら。

キタテハ


どこからかウラギンシジミが降りてきて、翅を広げてひなたぼっこを始めましたよ。

ウラギンシジミ


こんなに暖かいと、じっとしていた虫たちも活動を再開してしまいますね。
「あら、そこ食べたんだねぇ」

ヒメカギバアオシャク幼虫


1月7日に見つけた越冬ルリタテハ3匹のうち1匹は姿を消していました。
この時期に見失ったのは初めてでした。

冬にお馴染みキノカワガ。クモの巣だったところを選んで止まっているのかな?

キノカワガ


こちらも毎度お馴染みコミミズク幼虫。反った体がいい感じです。

コミミズク幼虫


今シーズンも出会えて嬉しい越冬ウバタマムシ。そこに潜り込みたかったんだろうか。

ウバタマムシ


キタキチョウの越冬スポットでは、この日は5匹を確認しました。

キタキチョウ


キタキチョウ





| 昆虫 | 21:05 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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お知らせ


2月12日(月)〜3月2日(土)まで
神宮前ピンポイントギャラリーにて
「COLOURS色彩図鑑ー100名のイラストレーター絵本作家による展覧会ー」
に今年も参加いたしました。

ピンポイントギャラリー100人展
                     「ルリタテハ〜冬一番のおくりもの〜」

毎冬、私が恋焦がれる越冬ルリタテハ。冬が待ち遠しく、わくわくして探します。
数年間見つかっているポイントで、なぜか今年は見つけられませんでした。
ナラ枯れで周辺の木を伐採したことと、なにか関係があるのかも?しれません。
そこでポイントを替えて探してみたら、めでたく3匹を見つけることができました。

ルリタテハ
                              (1月19日撮影)

ルリタテハ2
                              (1月19日撮影)

ルリタテハ3
                              (1月19日撮影)
樹皮に同化して春をじっと待つ姿は何度見ても惚れ惚れします。
そんなわけで今年の100人展は、今一番描きたいものを表現しました。
さてさてーーー、そんな絵の中に、もう1匹虫がいたことに気づかれましたか?

締め切り仕事が詰まってしまい、しばらくブログをお休みしましたが再開します。
心配してメッセージをくださったSさん、どうもありがとうございました。


答え=右下にアカエグリバ



| 仕事そのほか | 11:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ウラギンシジミ


1週間前クリオオアブラムシとヒラタアブの幼虫がいたコナラの幼木。(→過去記事
この日も見てみるとアブラムシのコロニーから少し離れた枝に幼虫はいました。

ヒラタアブの一種・幼虫

エサであるクリオオアブラムシから離れて居るのはなぜなのかな。
コロニー内にいた同じアリが幼虫のまわりでもウロウロしていました。

そろそろ越冬ウラギンシジミのころですね。真っ白な翅が目を惹きます。

ウラギンシジミ


こちらには2匹いますが、わかるかな?

ウラギンシジミ2匹


こっちには3匹。

ウラギンシジミ3匹


前日ころから急に気温が下がりました。
ヒメカギバアオシャク幼虫も驚いているのではないかな。

ヒメカギバアオシャク幼虫


その真下にいたウシカメムシ。
アラカシの枝で越冬しているのを今まで何度か見ています。

ウシカメムシ


見上げた先にいたのはツヤアオカメムシとーーー
手前にいるのはチャバネアオカメムシかな?

ツヤアオカメムシ&チャバメアオカメムシか


冬にお馴染みヒゲナガサシガメ幼虫。幼虫姿で越冬します。

ヒゲナガサシガメ幼虫


ヒゲナガサシガメの成虫がまだいましたよ。

ヒゲナガサシガメ





| 昆虫 | 21:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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そろそろ


ほぼ毎年ハイイロリンガが越冬するアラカシの木にて
そろそろいるころではないかと見上げると、さっそく見つかりました。

ハイイロリンガ

虫食いで葉が透けているところに似て見えます。好きなデザインです。

この日はオオアオイトトンボを数匹確認しました。
この森では初めて見たように思います。

オオアオイトトンボ


飛んできたとき、小さいので初めはマメコガネかと思ったセンチコガネ。
ウロウロした後また飛んできました。

センチコガネ


うっすら緑色がいい感じのアオバハガタヨトウ(たぶん)。

アオバハガタヨトウか


立ち枯れたアカマツにはヒモミノガの一種の蓑がたくさん。

ヒモミノガの一種・幼虫

「あっ、動いた」チラッと見えた黒い頭。

ヒモミノガの一種・幼虫2


よく見ると足元にはツユムシとセスジツユムシがあちこちにいました。
長い触角をピタリくっつけた独特な静止姿。

セスジツユムシ
                              (セスジツユムシ)

ツユムシ
                                 (ツユムシ)
(※Kさんよりセスジツユムシ♀と教えていただきました。
どうもありがとうございます!)

そろそろいるころかなとクスノキに立ち寄ると
今シーズンもやっぱりいましたクスアオシャク幼虫。(→過去記事

クスアオシャク幼虫

クスアオシャク幼虫2

体色がいい感じ。





| 昆虫 | 20:42 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ヒラタアブ幼虫


乾燥した鳥のフンかと思いましたが、よく見てみるとーーー

モントガリバ幼虫

モントガリバ幼虫2

モントガリバの幼虫でした。成虫姿も好きな蛾です。(→過去記事

コナラの葉上には、真っ黒なヒラタアブの一種の幼虫がいましたよ。

ヒラタアブの一種・幼虫


さてはーーーと思って枝を見ると、やはりクリオオアブラムシがいました。
その中にいたのはヘリヒラタアブと思われる幼虫。
成虫は水色がかっていて好きなアブです。(→過去記事
このアブラムシをたらふく食べて、やがてあの真っ黒な姿になるのかと想像しますが
どうなのでしょう。幼虫は毎年12月まで見られます。(→過去記事

ヘリヒラタアブか・幼虫





| 昆虫 | 20:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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トノサマバッタ産卵


先週、たくさんバッタを見た公園へまた行ってみると(→過去記事
ちょうど草刈りをしていて、すっかり様子が変わっていました。

とぼとぼ歩いていると足元にトノサマバッタが飛んできましたよ。

トノサマバッタ産卵


するとさっそく、産卵を始めました。

トノサマバッタ産卵2


約10分後にオスを背負ったまま離れていきました。
硬そうな地面には産卵跡が残されていました。

トノサマバッタ産卵跡


「ん?そこにいるのは誰だろう」

クロメンガタスズメか


クロメンガタスズメでしょうか。
一瞬、まだアブラゼミがいるのかと思いました。

クロメンガタスズメか2





| 昆虫 | 23:21 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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30日と31日の観察


2週間前に観察したアラカシを見に行くと、この日もシギゾウムシの一種が
ドングリに口吻を刺していました。

シギゾウムシの一種
                                  (30日)
口吻を刺しから1時間20分後に立ち去りました。
その間、2回体勢を替えると尻先を穴にくっつけました。
そのときに透明な産卵官が見えましたが、卵が産み付けられたかは不明です。

ドングリに産卵するコマユバチをまた観察したくて(→過去記事
30日と31日と出向きましたが両日とも近づくとすぐ飛んでいってしまいました。

シギゾウムシを観察中、そのそばでずっと吸汁していたチャバネアオカメムシ。

チャバネアオカメムシ


「そんなところで吸汁できるのかな」殻斗に口吻を刺していたのはツヤアオカメムシ。

ツヤアオカメムシ


このアラカシの下ではハッカハムシによく会います。渋い輝き。

ハッカハムシ


タイリクアリグモでしょうか。
アリによく似ているなぁと、感心しながら見ているとーーー

タイリクアリグモか


あっ、排泄した。こういう瞬間に出会えると嬉しいですね。

タイリクアリグモか2


交尾中のキタキチョウ。年内もう一度発生するのかな?

キタキチョウ交尾





| 昆虫その他 | 21:19 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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バッタ天国


今年はまだ見ていなかったショウリョウバッタモドキ。
毎年、銀杏を拾うイチョウの木の下にて。

ショウリョウバッタモドキ

イネ科の葉に溶け込む姿にはいつも惚れぼれします。
草刈りがされている時期でしたが今年はまだされておらず、
おかげで見つけることができました。
飯能のいつもの観察地では何度か探しましたが今年は見つけられずにいました。

トノサマバッタとツチイナゴ。

ツチイナゴ&トノサマバッタ


クビキリギスの幼虫かシブイロカヤキリ幼虫かーーー
周辺にはクビキリギス成虫が何匹もいました。

シブイロカヤキリ幼虫か


ホシササキリの姿もたくさん。

ホシササキリ


コバネイナゴもあちこちにいました。

コバネイナゴ


イネ科の穂から吸汁するアカスジカスミカメ。
〝赤筋〟のおかげでこの時期の葉に溶けこんで見えます。

アカスジカスミカメ


黄色が眩しい季節かな。

キタキチョウ
                               (キタキチョウ)




| 昆虫 | 20:12 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その後のコマユバチの一種・2


前日に引き続き、この日もコマユバチの一種の産卵を見に
川沿いにあるアラカシへ行きました。(→過去記事
するとさっそく、上のほうで産卵を始めた個体がいましたよ。

コマユバチの一種

見始めから約15分後に産卵管を抜くと上空へ向かって飛んで行きました。

アラカシどんぐり産卵痕


それから約5分後のこと。
再びコマユバチの一種が飛んでくると、なんと先ほどと同じドングリの穴に
産卵官を入れましたよ。

コマユバチの一種2

別個体とみてよさそうかな?やはり15分ほどたつと針を抜き離れて行きました。

産卵孔の周辺にちょっと痛みがあるドングリにも。
こちらは見つけたあとすぐ飛んでいってしまいました。

コマユバチの一種3


見始めから1時間半経っても口吻を刺していたシギゾウムシの一種。
その間、何度も体勢を替えていました。初産か?

コナラシギゾウムシか


観察していたのは壁際に植っている1本のアラカシでした。
そのため半面しか見れていませんが全体へのドングリの寄生率は高そうに思えました。

そうやってアラカシの周りをうろうろしていたら
ようやくいることに気がついた虫がいました。

ウコンカギバ

「あっ!そこにいたのかーーー」
何度も目の前を通り過ぎたのに気がつきませんでした。美しいウコンカギバ。

ウコンカギバ2


足元にいたブチヒゲクロカスミカメ。甘そうなところを吸汁中。

ブチヒゲクロカスミカメ





| 昆虫 | 23:05 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その後のコマユバチの一種


2日前にアラカシのドングリで見たコマユバチの一種の産卵。(→過去記事
この日もまだ産卵しているだろうと思ってのぞきに行くと、さっそく見つけました。

「あら?でも、そのドングリは2日前にも産卵していたぞ」

コマユバチの一種

こちらがその2日前のもの↓。

コマユバチの一種2

やはりこの寄生バチの産卵は、何者かの産卵痕を利用しているようです。
その寄生相手はやっぱりシギゾウムシなのかな?

コナラシギゾウムシでしょうか。
この日も4、5匹がそれぞれのドングリに口吻をつっこんでいました。

シギゾウムシの一種・3

やがて口吻を抜くと、今度は腹先を穴のほうに向けます。
残念、ピンボケですがこれは産卵官を穴に差し込んだ場面。

シギゾウムシの一種・4

そして向きを変えると、また口吻を入れました。

シギゾウムシの一種・5


そんなシギゾウムシ数匹を、行ったり来たりして見ていたら。
「あっ!そのドングリは2日前にコマユバチが産卵していたぞ」(→過去画像

シギゾウムシの一種

シギゾウムシの一種・2

見始めから45分後に口吻を抜くと離れていきました。
数匹を変わるがわる見ていたので産卵は確認できませんでした。


帰り道。
すでに寝ぐらについていたキタキチョウ。
ちょっと目を離せば、もうどこにいるのかわからなくなる。
こんな場面が大好きです。

キタキチョウ
                               (画面ほぼ中央)

16時43分。今夜は仲良く3匹でおやすみかな。

ヤマトシジミ






| 昆虫 | 21:13 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ドングリと寄生バチ


「そろそろいるころかな・・・」
越冬前のカギバアオシャクの幼虫をアラカシで探していたら、
ドングリに産卵するコマユバチの一種を見つけました。

コマユバチの一種・産卵

コマユバチの一種・産卵2

「これはあまり見られていない場面なのではーーー」ここで思い出したのは
高柳房恵・作/つだかつみ・絵『私の研究・どんぐりの穴のひみつ』(偕成社)
の御本でした。

観察を続けると、体勢を少しずつ変えながら腹を何度もひねったり、
針を深く刺したり引いたりしています。
そうやってドングリの中の何かを探っているようでした。

コマユバチの一種・4


見始めから5分後。産卵管を抜き身繕いを始めました。
そこでカメラを下ろすと、驚かせてしまったようで飛び立ってしまいました。
「ああ、ごめんーー」でも、すぐまた産卵したドングリまで戻ってきて、
何やら確認作業でもしている様子でした。

その後、近くの葉っぱでしばし休憩です。

コマユバチの一種


そのとき産卵針を入れていた穴。

コマユバチの一種・産卵痕


少し時間を置いてまた見に行くと、再び産卵体勢でいる個体を見つけましたよ。

コマユバチの一種・産卵3


そのときのドングリにあった産卵痕。ただ、このハチが開けたものかは不明です。
その後、ネットでこのハチに似たものを見つけたのですが、そのコマユバチは
シギゾウムシ類の産卵孔に産卵管を入れて、その卵に産卵するそうです。

コマユバチの一種・産卵痕2


同じ木でこの日シギゾウムシの一種を2匹見ました。コナラシギゾウムシかな。
今ごろが産卵ラッシュでしょうか。

コナラシギゾウムシか

帰宅後『わたしの研究・どんぐりの穴のひみつ』を見直すと、そこには
コナラとクヌギのドングリの中の蛾の幼虫に寄生するコマユバチが書かれていました。
身近なドングリにもたくさん秘密があってわくわくしますね。

この日写した画像を確認していたら、なんと
当初探していたカギバアオシャク幼虫が偶然写り込んでいました。
このときは気がついていなかったのでピントは合っていません。とほほ。

カギバアオシャク幼虫





| 昆虫 | 22:56 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その後のマメイタイセキグモ


久しぶりにズグロシラホシカメムシスポットに寄ってみると
個体数は減っていましたが成虫も幼虫もまだいました。(→過去記事

ズグロシラホシカメムシ


経過観察中のハラグロオオテントウ2匹の様子も見てみると(→過去記事)、
1匹は前回いた葉から数枚隣の葉へ移動していました。
この個体は8月10日から観察しているので、少なくとも
2ヶ月は同じ枝にいることになります。

ハラグロオオテントウ


この個体は動きなし。
どちらもアオハダにますが、木の葉が落葉する前には移動するのか気になります。

ハラグロオオテントウ2


雑木林にはホソミイトトンボがあちこちにいました。

ホソミイトトンボ


草でじっと休んでいたハラナガツチバチの一種。
近づいたら、我に帰ったように飛んでった。

ハラナガツチバチの一種


経過観察していたマメイタイセキグモ母さんに会いに行くと
姿はありませんでした。(→過去記事
10月3日にはまだマメイタ母さんはいて、卵嚢が4つありましたが
この日は2つしか卵確認できませんでした。
急に秋がきたりして、風が強く吹く日もあったので、こんな予想はしていました。

マメイタイセキグモ卵嚢

ちなみに、マメイタイセキグモを一番遅くまで確認できたのは
11月23日でした。(→過去記事

このごろ、ちらほら見かけるウスイロギンモンシャチホコ幼虫。

ウスイロギンモンシャチホコ幼虫2

その体は、枯れた葉の一部だったり、枝のようなのでした。

ウスイロギンモンシャチホコ幼虫





| クモその他 | 22:09 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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イチモンジチョウ幼虫


久しぶりに鳥好きMさんと谷津へ行きました。
Mさんがミカンの木でお目当てのナミアゲハ幼虫を探している間、私は
林道を少し歩きました。
するとさっそく、怪しい食痕を発見。

イチモンジチョウ幼虫

「ああ、やっぱりいた」
それは小さなイチモンジチョウ幼虫。
食事中のようで、かすかに頭を動かして見えました。
この時期だともう年内には成虫にならず、幼虫で冬を越しますね。

イチモンジチョウ幼虫2


近くにはトゲトゲが立派なルリタテハの幼虫がいました。
このトゲは見た目と違って痛くはないですよ。羽化を迎えて越冬します。

ルリタテハ幼虫


「またニクいところにいるなぁ」と思ったのは
脱皮殻のそばで休むヤマトカギバの幼虫。

ヤマトカギバ幼虫2

引いて見たらこんな感じ。体色と同じようなところにいてちょっと見つけ難いですね。
こちらは蛹で越冬します。

ヤマトカギバ幼虫


クビキリギスの幼虫が葉上で休んでいました。
もう終齢でしょうかね、こちらは成虫で越冬です。

クビキリギス幼虫





| 昆虫 | 21:41 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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巨大まんじゅう


この日は編集Wさんと、地元観察地をてくてく。
まずは畑のMさんにご挨拶をすると
「あっちに大きなキノコがあるよ!」とのことで案内していただきました。

「・・・わっ、本当だ!」

オニフスベ

巨大まんじゅうの正体はオニフスベ。近くにもう一つありました。
触ってみると、子供のころ遊んだゴム毬を思い出しました。

近くにいたのはシロヘリクチブトカメムシの幼虫。
オレンジ色のポイントが目をひきました。

シロヘリクチブトカメムシ幼虫


Mさんのご自宅前ではキタキチョウが5、6匹飛んでいました。

キタキチョウ交尾


巣が全開だったイチモンジセセリの幼虫。

イチモンジセセリ幼虫


15時前。翅を休めていたキタテハ。
ちょっと遠くにいたので枯葉感が増して見えました。

キタテハ


さらにもう1匹。下向き姿は休憩時のおきまりポーズ。

キタテハ





| 昆虫その他 | 21:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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オオトリノフンダマシ母さん


「あら、これはどうしたのだろう・・・」
オオトリノフンダマシの卵嚢がつぶれていました。

オオトリノフンダマシ壊れた卵嚢

ぐしゃっとなっています。何かに襲われたのでしょうか。
「ところで、お母さんはどこだろう?」
すると、すでに力尽きたお母さんの姿がそばにありました。

オオトリノフンダマシ


つぶれた卵嚢が物悲しく映りましたが、でもお母さんはそのほかに
5つもの卵嚢を仕上げていました。

オオトリノフンダマシ卵嚢
                               (画面右に死骸)

その糸にはカメムシの卵の殻がありました。
このヒサカキの実ではたくさんのチャバネアオカメムシが吸汁していましたよ。

カメムシ卵殻



交尾中のヤマトシリアゲがいました。
肉食のイメージですが、しおれたカラスウリのような花で食事しています。
メスが食事をしているときにオスが交尾を仕掛けたりしますが
よく見るとこのカップルはオスもちゃっかり食事中なのでした。

ヤマトシリアゲ交尾


その後メスが飛んで行ってしまい、14分後にまた見てみるとオスだけいました。
メスが食事をしに来るのを待っているように思います。
オスはフェロモンを出してメスを呼ぶようです。その最中なのかな?

ヤマトシリアゲ♂





| クモその他 | 00:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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その後のマメイタイセキグモ母さん3


瑞穂町から帰宅をし、まだ時間があったので
飼育しているオオミノガのエサのコナラを取りに雑木林へ行きました。

時刻は17時。雨がぽつりぽつりと落ちてくる中で
まずは経過観察しているマメイタイセキグモ母さんのところへ行くとーーー
「あっ、4つ目の卵嚢ができてる!」(→過去記事

マメイタイセキグモ&卵嚢


一番下が新しい卵嚢です。
最初に作った卵嚢と同じくらい小さいのがちょっと気になります。
「・・・これが最後の卵嚢になるのかな・・・」

マメイタイセキグモ&卵嚢2

いつもは静止しているのに、この日の母さんはもじもじ動いていました。
今日は薄暗いせいかしら、それとも・・・?
イノシシさえいなければ夜間観察をしたいのですがーーー

マメイタイセキグモ&卵嚢3


キタキチョウの寝ぐらを見ると、この日は4匹が割と近くで休んでいました。
画像中央に横向きの3匹と、その左に縦向きの1匹がぼんやり写っています。

キタキチョウ





| クモその他 | 20:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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麦角菌のころ



アヤヘリハネナガウンカ


再びハネナガウンカの成る木を見ると、この日はアヤヘリハネナガウンカだけを
20匹近く確認しました。(→過去記事
すると当然ながらこんな場面にも遭遇します。
「そこにいるのはデーニッツハエトリかな〜?」そうっと見ているとーーー

デーニッツハエトリ&アヤヘリハネナガウンカ

「あっ、こっち見た」やっぱりハエトリグモにはすぐ気づかれてしまう。

デーニッツハエトリ&アヤヘリハネナガウンカ2


いつも目にするヤマトシリアゲとはどこか違う気がして、
手をうんと伸ばし撮影すると、ミスジシリアゲでした。

ミスジシリアゲ

この時はてっきり初見と思いましたが、昨年も同所で見ていたと判明。(→過去記事
生息地は標高700M以上の山地のようですがここは標高500Mほど。

かわいい卵の抜け殻。だれが入っていたのかな?

不明卵殻


「わっ大きいオオミノガ幼虫!」蓑の長さは約6センチ。
ちなみに、我が家で現在飼育中のものは蓑の長さがまだ4センチほどです。

オオミノガ♀幼虫


頭を見てみると真っ黒なのでメスのよう。ちなみにオスは顔に少し模様があります。
蓑の口を見ると、やわらかそうで、中は暖かそう。

オオミノガ♀幼虫2


ウドの花は人気でスズメバチのほかアオモンツノカメムシやチャバネアオカメムシ、
クサカゲロウの幼虫もいて賑わっていました。
画像はアオモンツノカメムシの幼虫のよう。

アオモンツノカメムシ幼虫



ーーーそして夜。
久しぶりに麦角菌酒場に来る蛾の様子を見てみました。
4年前に初めて観察をし、(→過去記事)(→過去記事)、
後の3年間は草刈りがされて思うような観察はできませんでした。
この日は草刈りはされておらず、ポイントによっては祭りのような賑わいでした。

ナカグロクチバ
                              (ナカグロクチバ)

この土地ではシマスズメノヒエが麦角菌に感染したことで蜜滴を出し、
その蜜に惹かれた蛾たちが夜な夜な集まるのです。
真っ暗闇の草むらで、昼間はどこかで休んでいる蛾たちが
今とばかりに活動的になっている姿にちょっとドキドキするのでした。

オオウンモンクチバ

オオウンモンクチバ。右前脚はクモの糸を支えにしていておもしろい。





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